ポールドブラ基本の
『4つのポジション』
- アンバ (Bras bas)
- アンナヴァン (1st position)
- アラセゴン (2nd position)
- アンオ(5th position)
を解説させていただきます
アンバ (Bras bas)
『下方へ』の意味で
両腕を下げて円を作ったポジション


▸Point 1
円を作る際に両手の指先同士は触れず
少し空間を作ります
手先の位置は小指の先が太腿の真ん中にくるくらいが目安
近すぎず、遠すぎずです
▸Point 2
レッスン中は脚から指二本分くらい離した位置に
チュチュを着ている時は衣装に手が当たらない高さに
ポジションを作りましょう



▸Point 3
腕が脇にくっついてしまうと
美しい円ではなくなってしまいます
腕に浮き輪をつけているイメージで
脇の空間をキープしましょう


アンナヴァン (1st position)
『前方に』の意味で
身体の前方に両腕で円を作ります


▸Point 1
ひじが伸びすぎず、曲がりすぎていない
なめらかな円形を作りましょう



▸Point 2
高さはおへそと小指が同じになるように
バレエの衣装は胸の辺りに飾りがついていることが多いです
手の位置が高すぎると素敵な飾りが隠れてしまうので
衣装を含めた身体全体のラインが
美しく見える位置にアンナヴァンを作りましょう
▸Point 3
腕につられて肩が前にこないよう
背中は広く保ちましょう
壁に背をつけて練習することができる場合、
両肩を壁につけたままアンナヴァンを作ります
使える壁がない!という方は
仰向けに横になって練習するのもおすすめです
肩から肩をしっかり床につけた状態で
腕で円を作る
腕だけでなく背中や肩に意識を持つことが
美しいアンナヴァンを作るコツです



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アラセゴン (2nd position)
直訳すると『2番に』の意味ですが
バレエでは『横方向に』の意味で使われる言葉です
腕を身体の横に広げ、ゆるやかなカーブを作ったポジション


▸Point 1
右ひじ・右肩・背中・左肩・左ひじを一直線上に保ちつつ
ひじから先を少し前にして、ゆるやかなカーブを作ります
右ひじと右肩
左ひじと左肩と
近い 2点を一直線にしようとすると
感覚的に難しいので
一直線を作りたい時は
右ひじと左肩
左ひじと右肩
少し離れた 2点の位置関係を意識してみましょう



▸Point 2
肩から指先までをゆるやかな傾斜にする
ボールを転がしたらゆっくりなめらかに
転がるような傾斜を作ることで
やさしい女性らしさを表現できます
男性的な力強さを表現したい場合は
肩と指先を同じ高さにします

腕の高さで印象が変わるにゃん
▸Point 3
美しいアラセゴンを保つポイントは
肩からひじまでを前に向かって
ひじから手首までを後ろに向かって
手首から指先までを遠くに伸ばすイメージを持つことで
ひじが下がってきてしまう事を防ぎます
アンオ(5th position)
『上に』の意味で
両腕を上げて円を作ったポジション



▸Point 1
腕を上げた時に肩まで上がらない
肩は下げた状態で腕を上げることで
首が長く見えます
▸Point 2
ひじをターンアウト
膝を開くのと同じように、ひじを開く事で
顔と腕の間に空間が生まれ
美しい形が作れます
▸Point 3
アンオの高さは
顔を正面に向けた状態で目線だけを上げた時
指先が視界に入る位置
身体が反ってしまうのを防ぐため
頭の真上より少しだけ前にポジションを作ります



文章より動画で見たい!という方は
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※バレエの動きはメソッド、指導する先生によって多少の違いがある事があります
ポールドブラの呼び方は特に
メソッドによっての違いが大きいです
(特に番号で習っている場合)
どれが合っていて、どれが間違っているという事ではないので
違う名前で習っている場合は、こういうバージョンもあるんだなと
覚えてみてください
みなさんのバレエ上達へのヒントとなれば幸いです
「このバレエ用語はどんな意味?」
「この動きを詳しく知りたい!」など
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