アロンジェ(Allongé)を覚えよう
バレエのステップ解説
今回のテーマ
・アロンジェの意味を解説
・腕のアロンジェ、ひじと視線
・脚のアロンジェ、身体との位置関係
について
わかりやすく解説していきます
アロンジェの時の視線!
アロンジェの時に脚の位置を外さない!

具体的に教えてほしいニャ・・・
アロンジェを美しくできるよう
身体の関係性、
見る位置と方向などをしっかりと解説します
アロンジェをするときに
意識するべきポイントを
理解できるようになりましょう!
アロンジェ(Allongé)とは
腕、脚の両方に使われるバレエ用語で
1つ前のステップ、ポーズからの延長で行われます
曲がった形、カーブした形から
長く伸ばし続ける動きで、
・アチチュードからのアロンジェ
・アンオからのアロンジェ
といったように使われます
Lengthened- 引き伸ばされた
の意味があり
ポーズ、ステップ中はもちろん
動きと動きの間、
プレパレーションや踊りの終わり
様々なタイミングで登場します
▸腕のアロンジェで意識したいポイント!
>ブラバーからのアロンジェ
▸Point1
ひじの位置を動かさず、ひじから先だけを開きます
アロンジェからブラバーに戻ってくる時もひじの位置は動かさず、脇の空間を保つようにしましょう


▸Point2
できあがりの目線は薬指
薬指を見る事で、美しい首のラインが作れます
中指ではまっすぐすぎるので、薬指を見る意識を持ちましょう


Point3
アロンジェの形が分からなくなったら長座で確認!
指先を優しく床に置いて長い指先の形を覚えましょう

>アラセゴンからのアロンジェ
▸Point1
アロンジェになる前は
ひじを使って半円を描くイメージを持ちましょう
▸Point2
腕を伸ばした時、ひじの内側が上に向かないように
ひじから上のポジションを変えない意識を持ちましょう



▸Point3
アロンジェの位置は
指先に向かって伸ばすのではなく
ひじの延長線上に
ひじから先、指先の位置を合わせる
この位置がラインが一番長く見えます




腕が身体より後ろに来ないよう、
アラセゴンの時からひじの位置を確認しましょう
▼アラセゴンのポジションを確認したい方は▼
基本のポールドブラリンク(これから書く)

目線は薬指!ブラバーの時と同じだよ
>アンオからのアロンジェ
▸Point1
この時もひじから先で動きを作ります
手首から先だけではなく、
ひじから指先までを使って長いラインを作りましょう


▸Point 2
目線は‘目‘だけではなく
顔ごと動かしましょう!
特にバランスをとる時など、ポジションを変えないよう
目線だけで動かしがち
アンオの形から
アロンジェをする場合
・まっすぐのまま斜め上
・薬指を見る
など目線にバリエーションがありますが
どちらの場合も、顔ごと視線を動かす事で
全体のラインを美しく作る事ができます


Point3
アンオからのアロンジェは脚の動きと同時に行われる事が多い動きです
腕、脚、顔が同時にポジションにできあがるようタイミングを意識しましょう

タイミングは大事なんだね
▸脚のアロンジェ
>アチチュード(前・後ろ)からのアロンジェ
▸Point1
自分が作りたいアラベスク/ドゥバンの
ポジションに向かって脚を伸ばし続けます
伸ばしながら一度脚が下がってしうと、
そこから再度脚を上げるのは大変なので、
直で目指すポジションを作りましょう
▸Point2
後ろアチチュードからのアロンジェ
・軸足を伸ばしたままのアロンジェ
・軸足をプリエにしながらのアロンジェ
どちらの場合も上体が軸足側に傾きやすいので要注意
鏡正面に向かって確認してみるのがオススメです
▸Point 3
床から浮いていても、足の出す位置は
タンジュと同じ
前=おへその前
後ろ=軸足のかかとの延長線上
です
アチチュードからアロンジェの際に
膝の位置を変えずに脚を伸ばすと、
外れた位置に出てしまうので
足を遠くに引き伸ばしながら
できあがりのポジションの位置を確認しましょう
文章より動画で見たい!という方は
▼こちらを▼
YouTubeショート アロンジェ
みなさんのバレエ上達へのヒントとなれば幸いです
アロンジェはレッスン中必ず出てくる動きなので
ぜひ、これらの事も意識してみてください
もっと知りたい!これはどうするの?など
コメント欄よりお願いします
※バレエの動きはメソッド、指導する先生によって
多少の違いがある事があります。