基本のプリエを解説
大人バレエのクラスでたくさんの方とお話しさせていただく中で
ステップの名前と動きが一致するようになりたい!
バレエの動きをもっと理解したい!
上手になりたい!
という熱い思いを日々受け取っています
クラスで伝えていることを中心に
それぞれの動き、ステップで注意したい事や考えたいことを
YouTubeと合わせてこちらでも発信していこうと思います
「あ、確かに先生こんなこと言ってはった!」
「これは聞き逃していた!」
「次のレッスンで意識してみよう」
という感じで使っていただけたら嬉しいです
また、こちらは大人バレエだけでなく
ジュニアクラスでも共通で使える内容です
ぜひご活用ください
※バレエの動きはメソッド、指導する先生によって
多少の違いがある事があります。
こちらでお伝えする内容は
Yorozu Ballet Studio の講師が今までに
学んできたことに加え
こちらの文献を参考にさせていただいています。
Classical Ballet Technique
Gretchen Ward Warren 著
バレエをする全ての
指導者、生徒向けの本です
バレエのステップを分かりやすく
写真とともに解説されています
ではさっそく
バレエステップ解説
第1弾『プリエ』
- 0.1. ○プリエ (Plié)
- 0.1.1. ドゥミ・プリエ (Demi Plié)と グラン・プリエ (Grand Plié)
- 0.2. ○プリエで意識したいこと
- 0.2.1. > 膝の中心が足の親指の真上にくるように
- 0.2.2. > 音楽を無駄にしない (Don’t waste the music)
- 0.2.3. > 両足均等に体重をかける
- 0.3. ○グラン・プリエで 意識したいこと5選
- 0.3.1. > 自らルルベにしない
- 0.3.2. > 2番のグラン・プリエは かかとを上げない
- 0.3.3. > グラン・プリエの深さ
- 0.3.4. > 5番のグランプリエは かかとどうしをくっつける
- 0.3.5. > 肩の位置が動かない
○プリエ (Plié)
♢クラスの最初に行われるエクササイズで
『曲げた、折りたたまれた』という意味の膝を曲げる動き
ほとんどの動きの基礎となり、
プリエを正しく習得することができれば
動きの質が良くなり、動きの幅も広がってきます
そして、ケガの予防にもつながります
ドゥミ・プリエ (Demi Plié)と
グラン・プリエ (Grand Plié)
プリエは大きく分けて2種類あり、
- 『半分の』の意味を持つ ドゥミ・プリエ
- 『大きい』の意味の グラン・プリエ
この2つはプリエの深さに違いがあります。
1番ポジション 『ドゥミプリエ』
1番ポジション 『グラン・プリエ』
ドゥミ・プリエではかかとが床に接しているのに対して
グラン・プリエはかかとが床から離れます(2番を除く)
どちらも1番から6番までの全てのポジションでできますが
プリエのエクササイズで出てくるのは
だいたい1、2、4、5番です
○プリエで意識したいこと
まず
ドゥミ・プリエ、グラン・プリエ
1番〜6番全てのポジションで共通する事は3つ!
> 膝の中心が足の親指の真上にくるように
2番ポジション
2番ポジション
それ以外の方向に膝が向くと、それは危険なサインです
正しい膝の方向は
ジャンプや回転を安全に行うことにつながります
膝が親指より前にきてしまう場合は足の角度を少し緩めてください
慣れてきたら少しずつ角度を調整します
足先を開く事より
最優先は膝の中心が親指の真上にくる事です
> 音楽を無駄にしない
(Don’t waste the music)
これはいろいろな言い方があると思うのですが
音楽を全部使って動くことで
動きが固くなったり止まることなく
柔らかい滑らかなプリエができるようになります
> 両足均等に体重をかける
両足で立っている時は左右に同じだけ体重をかけるようにしましょう
2番、4番の時に特に注意が必要です
重心がどこにあるかも意識できると良いですね
あわせてチェックしてね!
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○グラン・プリエで
意識したいこと5選
> 自らルルベにしない
1、4、5番のグラン・プリエの際はかかとが上がりますが
そのタイミングが重要です
かかとをつけたままでは、もうこれ以上
下がれないと思うところまで粘ってから
かかとを上げてください
アキレス腱の長さや、柔軟性などによってタイミングが変わってきますが
自分の「ここだ!」というタイミングを見つけてみてください
また、グラン・プリエから上がってくる際
できるだけ早くかかとを床につけて
ドゥミ・プリエの形を通過するように心がけましょう
> 2番のグラン・プリエは
かかとを上げない
2番ポジションのグラン・プリエではかかとが浮くことはありません
常にかかとと床が接しているようにしましょう
2番ポジションのかかとの間の広さは
足1個分と伝えています
かかとを上げずにグラン・プリエするのが難しい場合は
足の幅を1個分ではなく、1.5個分でやってみてください
2番の間違った 『グラン・プリエ』
2番の正しい 『グラン・プリエ』
> グラン・プリエの深さ
どのポジションでも骨盤の位置が膝より下にいくことはありません
ドゥミ・プリエからまっすぐ下がった位置で
膝と同じか膝より少しだけ高い位置を目安に下がりましょう
特に1番、5番の時はかかとに座らないのがポイント!
> 5番のグランプリエは
かかとどうしをくっつける
5番グラン・プリエで意識したいのが、後ろの足のかま足!
これを解決するのが、後ろのかかとを前のかかとにつける事です
(逆にならないように…)
前を後ろではなく、後ろを前
かかとをつける事で、かかと前が出来上がり
かま足も防げます
かま足はこんなところにまで潜んでいるので
ぜひ意識してみてください
> 肩の位置が動かない
ここまで、脚(足)の話が多かったのですが
上半身について
グラン・プリエでポールドブラを使うときに
バーを持っていない動かしている腕の方の肩が前にこないよう
背中の形を保ったまま腕を動かすようにしましょう
レッスン中はたくさんのことを考えていると思いますが
ぜひ、これらの事も意識してみてください
みなさんのバレエ上達へのヒントとなれば幸いです
また、文章より動画で見たい!という方は
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【バレエのステップ】プリエを解説します!2つのポイントを押さえて正しく練習 Yorozu Ballet Studio - YouTube
大人バレエ疑問解決編今日のテーマは正しい『プリエ』2つのポイントを押さえて練習しましょう!!このチャンネルで…
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