基本のポジション解説
足のポジションで基本となる『6つのポジション』と
『立ち方』を解説していきます
動きの始まりや終わり、通り道、別のステップへの繋ぎなど
全ての土台となる『基本のポジション』です
1番ポジション (1st position)
1番ポジション
左右のかかとをつけて、つま先を外側に向けた形
足先だけでなく、つけねから脚全体を使って開きましょう
90度くらいからはじめて、慣れてきたら少しずつ角度を調整します
>Point 1
1番ポジション
1番ポジション
両方のかかとが一直線上にくるように
前後にずれないように気をつけましょう
>Point 2
1番ポジション
1番ポジション
左右の開き方が違うとねじれが生じます
均等になるように開きましょう
>Point 3
1番ポジション
反張膝(Hyper-extended legs)の方は
かかと同士が離れてしまうことがありますが、
かかと同士をくっつけて上に引き上げましょう
この使い方が怪我の予防に繋がります
▸重心
両足で立っている時の重心はかかと同士の間、中心にくるように
1番ポジション
利き足に乗ってしまいがちですが、
自分の中心を見つけてみてください
2番ポジション(2nd position)
2番ポジション
1番ポジションから、かかとの間を足1~1.5個分開けたポジション
1番ポジションのPointは2番ポジションでも同じだよ
>Point
不安定なポジションなので、グラグラしやすいです
前のめりになって、足の親指に体重がかかりすぎないように
しっかり小指を床につけるよう意識しましょう
▸重心
1番ポジション同様、自分の中心を見つけましょう
真ん中です!
2番ポジション
3番ポジション(3rd position)
3番ポジション
1番ポジションから片足を反対の足の半分までスライドさせて交差させたポジション
右足前、左足前の2つがあります
このポジションはレッスン中にほとんど登場することがありませんが
5番ポジションが難しい場合やキャラクターダンスなどで使われます
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4番ポジション(4th position)
4番ポジション
5番ポジションから片方の足を前にスライドさせた形
両足の間隔は足1個分
>Point 1
上半身が後ろ足の方に開いていきやすいポジションです
身体の方向にも注意しましょう
>Point 2
2番ポジション同様、グラグラしやすいポジションです
特に後ろ足の小指をしっかりと床につけて両脚のターンアウトを保ちましょう
▸重心
4番ポジション
両足に重心があるつもりでも、後ろ足に乗ってしまいやすい形
横から見て腰の位置が、両足の真ん中にあるのか鏡でチェックしてみましょう
5番ポジション(5th position)
5番ポジション
3番ポジションよりさらにスライドさせて両足が完全に交差し重なっている形
ここまでのポジションを正しく理解できるようになってから練習しましょう
右足前5番の場合は
左足親指と右足かかと、左足かかとと右足小指かくっついた状態です
(この際も無理のないように慣れてきたら少しずつ角度を調整しましょう)
>Point
5番ポジション
前足のかかとが後ろ足の親指よりクロス(交差)することは絶対にありません
▸重心
5番ポジション
横はもちろん、前後のブレも注意!
両足の間を探しましょう
6番ポジション(6th position)
6番ポジション
つま先同士、かかと同士をくっつけた形
>Point
足はまっすぐ向いていますが
この時に膝が内に向く人は
脚全体を使って
膝の方向と親指の方向が同じになるよう
意識しましょう
▸重心
6番ポジション
どちらか強い方の足に乗りたくなってしまいますが…
真ん中です!
気づかず、片足に乗ってしまっていることも多いので、正面から鏡でチェックしてみてください
▸立ち方
今回解説している1番ポジション〜6番ポジションは
両足に同じだけ体重をかけることが重要となります
そして、片足ずつ見た時に
この図のように足裏3点均等に体重がかかるようにしましょう
6番ポジション
また、身体全体は
▸肩・腰・ひざ・かかと
が一直線になるようにしましょう
肩が前に来たり、腰が引けてしまわないよう、4点を一直線です
レッスンが進むにつれてステップによって、重心の位置が変わることもありますが
中心を理解していると自分の重心がどこにあるのかが分かるようになり、動きの幅が広がってきます
みなさんのバレエ上達への
ヒントになれば幸いです
レッスン中はたくさんのことを考えていると思いますが、
ぜひ、これらの事も意識してみてください
もっと知りたい!これはどうするの?など
コメント欄よりお願いします
※バレエの動きはメソッド、指導する先生によって
多少の違いがある事があります。