バレエに取り組む姿勢
今日は、けんすけ先生が指導するうえで大切にしている
「バレエに取り組む姿勢」 をテーマにお話ししたいと思います
けんすけ先生は、ダンサーとして踊りながら
キーワンハン先生(以下ハン先生)のもとで
9年間にわたりバレエの指導方法を学んできました
ハン先生は、アメリカで20年以上にわたり
バレエ学校の生徒やバレエ団所属ダンサーを指導され
現在はシンガポールでバレエ学校の校長を務めておられます
数多くの生徒を育ててこられたハン先生が大切にされているのは
取り組む姿勢や考え方
そしてバレエとの向き合い方を
生徒に伝えることです
その教えを軸に、けんすけ先生自身が大切だと考えている
生徒に身につけてほしいことを 5つ に分けてお話ししていこうと思います
キーワンハン先生 経歴 (Mr.Kee Juan Han)
Washington Ballet School 校長 (2007-2016)
YAGP (ユースアメリカグランプリ)
Outstanding School Award
最優秀学校賞 (6年連続受賞)
YAGP
2000年 2015年 最優秀指導者賞
Dance Teacher Magazine表紙
生徒 (現オーストラリアバレエ団芸術監督)
David Hallbergと掲載
全世界のバレエ団へ多数の生徒を輩出
指導者向けワークショップなども開催
キッズクラス
3歳から7歳までの生徒のクラスでは
以下の5つことを意識して取り組んでいます
▸小さな成功を積み重ねる力 (ストレッチ)
ストレッチは、誰でもお家で練習することができ
小さな成長を実感してもらうための
とてもわかりやすい方法です
「足の親指に手が届くようになった!」
「鼻が膝につくようになった!」
そんなふうに、小さな成功を感じることができます
目標をしっかりと決め
「できた!」という達成感を積み重ねることで
次の目標を自分で見つける力へとつながり
自分からお家で練習する習慣が身についていくのです


▸音を聴く力・リズムを感じる力 (リズム)
キッズクラスでは
まず 「音をしっかり聴くこと」 を大切にしています
音のフレーズや音楽の変わり目を感じ取れるように
手を叩いたり
ジャンプをしたりしながら
楽しみの中で「聴く力」を身につけていきます
また、2拍子や3拍子なども取り入れ
さまざまな音楽に触れることで
自然とリズムを覚えていってもらいます
リズム感は、運動の基本ともいえるとても大切な要素です
スポーツの世界でも
「リズムが結果を左右する」とよく言われます
リズムが良いとシュートが入る
リズムが崩れるとうまくいかない (バスケットボール)
守備のリズムから攻撃のリズムへと切り替えることが重要 (野球・サッカー)
このように、リズム感や音感は
運動のパフォーマンスに大きく影響することが分かっています
しっかりとリズムに合わせて身体を動かせるようになることは
運動神経の土台づくりにもつながっていきます
▸マネから学ぶ力 (模倣)
自分が視覚的に得た情報を、そのまま表現してみる
何事もまずは 「マネをすること」 から始めてもらいます
イチロー選手のフォームをマネしてみる
大谷翔平選手の動きをマネしてみる
良いお手本をマネすることで
美しい形を覚えていきます
そして、あえて「良くない例」もマネしてみることで
美しくない形や違いにも気づけるようになります
何が良くて、何が良くないのかを
実際に試してみること
その経験を通して
同時に 「見る目」 を育てることも大切にしています



▸自分を確認する力 (鏡・習慣)
鏡に映っている自分の姿を見て
立ち姿勢が左右対称になっているかを確認します
肩が上がっていないか
腕の形はきちんとそろっているか
鏡を見ることで
自分の状態を客観的に確認する習慣を身につけていきます
この「確認する」という力は
バレエだけでなく、日常生活にもつながっていきます
服の着こなしや身だしなみを整えること
信号を渡る前に車が来ていないかを確認すること
レッスンに必要な持ち物が準備できているかを確かめること
学校へ持っていくものを自分でチェックすること
このように
日々の中で「自分で確認する力」を育てていくことが
とても大切だと考えています



▸失敗を恐れず挑戦する心 (姿勢・考え方)
話を聞くときは、先生をしっかり見ることが大切です
でも、間違えたときに先生の顔色を気にしたり
「怒られるかもしれない…」と
不安になりながら踊るような環境では
子どもたちは安心して伸びていくことができません
同じ失敗を何度も繰り返してしまうのはよくありませんが
失敗しなければ気づけないことが、たくさんあります
だからこそ、失敗すること自体は決して悪いことではありません
大切なのは、そこから学び、次につなげていくことです
「好きだから踊る」
「楽しいから踊る」
そんな気持ちを原動力に
自分のために一生懸命バレエに向き合い
失敗を恐れずに挑戦していくこと
その積み重ねが、子どもたちの大きな成長につながっていくのだと感じています
最後までお読みいただき、ありがとうございました

